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研究紹介
市民と進める難病研究 慢性活動性EBウイルス感染症治療への道
(当科新井教授の研究を動画で紹介します)
英語版はこちら
トピックス
- 2023年11月17日
- 中国・同済大学から短期留学中のQu Yiyangさんの当科病棟実習が始まりました。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年11月17日
- 10月13-15日に東京で開催された第85回日本血液学会学術集会で、東京医科歯科大学との共同研究「CAEBVのEBV感染細胞由来細胞外小胞は単球のマクロファージへの分化を誘導しHLHの原因となる(Extracellular vesicles of EBV+ cells of CAEBV induce differentiation of macrophages and cause HLH )」を同大学院生洲崎瑛莉さんが発表しました。CAEBVでは、感染細胞が様々な物質を分泌してまわりの細胞に取り込ませ、その機能をコントロールして(味方につけ)発症、進行していくのではないか?という仮説を検証したものです。「朱に交われば赤くなる?」治療法開発のカギになればと考えています。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年11月17日
- 10月13-15日に東京で開催された第85回日本血液学会学術集会で、伏屋愛加診療助手が「慢性活動性EBウイルス病に対するアレムツズマブ の有効性の検証」を発表しました。GVHD予防として造血幹細胞移植の際に使用される抗CD52抗体アレムツズマブにCAEBVの感染細胞を抑制する効果があるのでは?というデータを発表しました。根治薬の開発につながることを願っています。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年10月23日
- 『臨床検査データブック コンパクト版 第12版』(医学書院)が発行されました。1月に発行された『臨床検査データブック2023-2024』をコンパクトに編集したハンドブックです。安井寛非常勤講師が「フェリチン/CA19-9/CA15-3/CA125/ヒトパピローマウイルスDNA」を分担執筆しました。「ポケットに入れてご活用ください」詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年9月22日
- 新井文子主任教授の総説「EBV陽性リンパ増殖性疾患の診断と管理」が日本血液学会の和文機関誌「臨床血液」8月号に掲載されました。慢性活動性EBウイルス病の最新情報に加え、2023年発行の「CAEBVとその類縁疾患の診療ガイドライン」で新たに公開した種痘様水疱症リンパ増殖異常症、重症蚊刺アレルギーの診断基準も掲載しました。臨床の場でぜひご活用ください。
- 2023年9月22日
- 初期研修医、四柳敬之君の論文「Leukemic-phase mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma」が国際学術誌「International Journal of Hematology」に掲載されました。ローテーション中に担当した「白血化した #MATLリンパ腫 の症例」の病態解析をまとめたものです。
- 2023年9月1日
- 上村悠助教の原著論文「Aortitis after administration of pegfilgrastim to a healthy donor for peripheral blood stem cell collection」が国際学術誌「International Journal of Hematology」に掲載されました。ペグフィルグラスチムを用いて末梢血幹細胞採取を行った移植ドナーに発症した大動脈炎の報告です。同薬は近年使用頻度が増えており、注意が必要と考えます。オープンアクセス、ぜひご覧ください。
- 2023年9月1日
- 7月15日に甲府で開催された第19回日本血液学会 関東甲信越地方会で伏屋愛加診療助手が「BCR-ABL1陽性急性骨髄性白血病を発症した骨髄異形成症候群」、小川和起任期付助教(腫瘍内科)が「骨病変で発症した成人 T 細胞白血病・リンパ腫」を発表しました。前者は骨髄異形成症候群から白血病発症過程を考察した報告で多くの質問をいただき勉強になりました。後者は骨腫瘤 の鑑別について示唆に富む症例報告でした。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年8月4日
- 診療看護師(NP、Nurse Practitioner)の卒後研修プログラムで血液内科が加わりました。本学で5年前にプログラムが始まって以来、初めてです。NPは厚生労働省が認定している特定行為(21区分38行為)研修を修了した看護師です。今回は特に造血幹細胞移植を中心に研修していただいています。様々な処置、指示に加え、患者さんへのケア、教育、アドバイスを担当して頂きます。患者さんひとりひとりが最良の治療を受けることができるよう、共に頑張りましょう。
- 2023年8月4日
- 7月9日に東京・オンラインのハイブリッド形式で開催された日本内科学会第68回関東支部生涯教育講演会で新井文子主任教授が「血球貪食症候群~背景疾患を見極める~」を講演しました。
- 2023年8月4日
- 7月7-8日に松山で開催された第36回ヘルペスウイルス研究会で、新井文子主任教授と共同研究者の東京医科歯科大学研究グループが「EBウイルス陽性T/NK腫瘍細胞由来細胞外小胞の単球に対する役割」を発表しました。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年5月29日
- ペルーUniversidad Peruana Cayetano HerediaからKeimi Segami Shigyo さんの短期留学(2か月)が始まりました。病棟患者の診療、基礎研究に参加いただく予定です。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年4月26日
- 玉井勇人准教授の研究課題「KMT2A/AFF1陽性急性リンパ性白血病のS100A6阻害併用造血幹細胞移植 法の確立」が独立行政法人日本学術振興会の「令和5(2023)年度科学研究費助成事業 基盤研究(C)(一般)」で採択されました。この研究の目的は、Amlexanox 併用造血幹細胞移植の治療効果を動物レベルで検証し、KMT2A/AFF1陽性急性リンパ性白血病の新規治療法を開拓することです。詳しくはFBの投稿、こちら
- 2023年4月26日
- 日本臨床増刊 2023年03月号『新リンパ腫学』(日本臨牀社)が発刊されました。大橋彩香特任助教、上村悠助教、新井文子主任教授が「Epstein-Barr VirusによるT、NK細胞の腫瘍化のメカニズム」を執筆しています。
2022年を迎えて
早いもので聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科教授を拝命し、3年が経とうとしております。皆様には格別のご指導、ご高配をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
この間、予想もしなかった新型コロナウイルスパンデミックが私たちを襲いました。感染者急増の中、一時は通常の診療、研究、そして教育が遂行できない事態となりました。しかし、そのような危機的状況であればこそ、見えてきたものがございます。その一つが、月並みですが「仲間の力」でした。困難に立ち向かう中で、お互いカバーし合い、そして思いやれる血液・腫瘍内科になれたと確信しております。
オミクロン株の出現とともに、パンデミックも新たな局面が予想されます。血液・腫瘍内科も大きな影響を受けると推測しています。しかし、私は今「この仲間となら、何とかなる、何とか出来る」と希望を持っています。そしてこの先も持ち続けたいと思います。この「くじけない楽観主義」を2022年の柱とし、さらに発展する一年にしたいと思います。
写真は上高地の梓川です。この流れのように、清らかに、しなやかに、そして大地を潤す存在としての血液・腫瘍内科でありたいと思います。始まりは小さいかもしれませんが、やがて大河になれるよう、医局員一同邁進いたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年1月
聖マリアンナ医科大学血液・腫瘍内科教授
新井文子