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研究紹介
市民と進める難病研究 慢性活動性EBウイルス感染症治療への道
(当科新井教授の研究を動画で紹介します)
英語版はこちら
トピックス
- 2025年1月6日
- 12月7-10日に米国・サンディエゴで開催された第66回米国血液学会学術集会(ASH)でポスター発表しました。
- 西尾美和子(東京科学大学)「Functional Analysis of EBV-Derived microRNAs in Systemic Chronic Active EBV Disease Using Novel Antisense Oligonucleotides(新規核酸医薬を用いた全身性慢性活動性EBV疾患におけるEBV由来マイクロRNAの機能解析)」(新井文子先生が共同演者として発表)詳しくはこちら
- 上村悠「The Potential of Plasma CXCL10 As a Biomarker That Reflects Pathogenesis and Prognosis in Systemic Chronic Active EBV Disease」詳しくはこちら
- 安井寛「Novel Method to Evaluate the Quantitative Immune Functionality of CAR T-Cells to Analyze the Localization Change of CAR Molecules(CAR分子の局在変化の解析によりCAR-T細胞の免疫機能を定量的に評価する新規手法)」詳しくはこちら
- 2024年11月26日
- 11月8-10日に東京、一橋講堂で開催された第10回日本HTLV-1学会学術集会で日本HTLV-1学会理事長の渡邉俊樹先生は特別講演「HTLV-1および関連疾患に対する国際的な取り組みと日本HTLV-1学会の役割」を発表、安井寛先生とコホート・生体試料支援プラットフォームの活動を行いました。詳しくはこちら
- 2024年11月26日
- 慢性活動性EBウイルス病に対するルキソリチニブの効果を検証した医師主導治験の結果が論文公開され、11月18日に聖マリアンナ医科大学、東京科学大学、九州大学、大阪母子医療センターからプレスリリースを公開しました。新井文子先生らの研究グループは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受け、慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)に対するJAK1/2阻害剤ルキソリチニブの効果を検証する医師主導治験を実施、その報告となる原著論文「JAK1/2 Inhibitor Ruxolitinib for the Treatment of Systemic Chronic Active Epstein-Barr Virus Disease: A Phase II Study」が国際学術誌「Blood Neoplasia」に掲載されました。今回の結果から、ルキソリチニブがCAEBV患者さんの症状を改善し、移植の成績向上およびそれによる生命予後の改善をもたらす可能性が期待されます。詳しくはこちら
- 2024年10月29日
- 10月11-13日に京都で開催された第86回日本血液学会学術集会で当科および共同研究施設の東京科学大学からCAEBVの研究を多数発表しました。CAEBVの問題解決に向け、今後も日本からエビデンスを発表していきます。
- 新井文子「Elucidating the Pathogenesis of Chronic Active Epstein-Barr Virus Disease: from the Front Line of the Latest Research in Japan」(Asian Joint Panel Discussion, “Virus-associated lymphoid malignancies in Asian countries”)詳しくはこちら
- 上村悠「全身性慢性活動性EBウイルス病の診断と治療効果判 定におけるCXCL10 の意義」詳しくはこちら
- 福田笑夏(東京科学大学)「慢性活動性EBウイルス病患者由来iPS細胞から分化誘導した単球の特性解析」詳しくはこちら
- 西尾美和子(東京科学大学)「慢性活動性EBウイルス病(sCAEBV)における腸内細菌叢のメタゲノム解析」詳しくはこちら
- 吉森真由美(東京科学大学)「EBV由来マイクロRNAを標的とした核酸医薬のEBV関連T/NKリンパ増殖性疾患に対する効果」詳しくはこちら
- 2024年10月29日
- 10月11-13日に京都で開催された第86回日本血液学会学術集会では日本血液学会会長の京都大学血液内科・高折晃史教授が立案された新たなセッション「血液内科における地域医療」が設けられました。「血液疾患患者さんを地域で診る」システム作りは、当科が力を入れていることの一つで、2つの演題を発表しました。治療法の進歩に伴い、血液疾患も治る時代・共存する時代になりました。治療の場も「大病院」から「診療所」そして「在宅へ」。患者中心の診療をこれからも進めていきます。
- 大島久美「血液疾患患者に関する大学病院と在宅医療との連携」
- 大橋晃太「在宅輸血対応クリニックとの診診連携による、地域での輸血実施体制の構築に関する検討」
2022年を迎えて
早いもので聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科教授を拝命し、3年が経とうとしております。皆様には格別のご指導、ご高配をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
この間、予想もしなかった新型コロナウイルスパンデミックが私たちを襲いました。感染者急増の中、一時は通常の診療、研究、そして教育が遂行できない事態となりました。しかし、そのような危機的状況であればこそ、見えてきたものがございます。その一つが、月並みですが「仲間の力」でした。困難に立ち向かう中で、お互いカバーし合い、そして思いやれる血液・腫瘍内科になれたと確信しております。
オミクロン株の出現とともに、パンデミックも新たな局面が予想されます。血液・腫瘍内科も大きな影響を受けると推測しています。しかし、私は今「この仲間となら、何とかなる、何とか出来る」と希望を持っています。そしてこの先も持ち続けたいと思います。この「くじけない楽観主義」を2022年の柱とし、さらに発展する一年にしたいと思います。
写真は上高地の梓川です。この流れのように、清らかに、しなやかに、そして大地を潤す存在としての血液・腫瘍内科でありたいと思います。始まりは小さいかもしれませんが、やがて大河になれるよう、医局員一同邁進いたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年1月
聖マリアンナ医科大学血液・腫瘍内科教授
新井文子