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  • 大学院生、ポスドクとして研究
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  • 育休などブランクから復帰

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血液内科について、医局について、ビデオで紹介しています。

最新の診療と研究

診療
当科では血液疾患の中でも、白血病やリンパ腫などの悪性腫瘍を中心として扱っています。地域で造血幹細胞移植を実施している数少ない施設です。また、CAEBV専門外来も開設しています。診療について、詳しい情報はこちら

研究
腫瘍発症メカニズムを分子生物学的手法で解析し、難治血液疾患の病態の解明と治療法の開発を行っています。研究について、詳しい情報はこちら

研究紹介

市民と進める難病研究 慢性活動性EBウイルス感染症治療への道
(当科新井教授の研究を動画で紹介します)
英語版はこちら

トピックス

2024年1月26日
1月1日付で聖マリアンナ医科大学病院に「細胞治療センター」が設立されました。佐野文明特任教授がセンター長に就任しました。造血幹細胞移植をはじめ、今後大きく発展が予想される細胞を用いた様々な治療の実践と開発を行う予定です。
2024年1月17日
新井文子主任教授より「辰年を迎えて」年頭のご挨拶を掲載いたしました。
2024年1月17日
新井文子主任教授の研究グループ(東京医科歯科大学・西尾美和子准教授他)による原著論文「Clinical significance of anti-Epstein–Barr virus antibodies in systemic chronic active Epstein–Barr virus disease」が国際学術誌「Frontiers in Microbiology」に公開されました。慢性活動性EBウイルス病患者の抗EBV抗体価の特徴とその意義を解析、検討した論文です。やはり感染細胞に対する免疫異常が背景にありそうです。
2023年11月17日
中国・同済大学から短期留学中のQu Yiyangさんの当科病棟実習が始まりました。詳しくはFBの投稿、こちら
2023年11月17日
10月13-15日に東京で開催された第85回日本血液学会学術集会で、東京医科歯科大学との共同研究「CAEBVのEBV感染細胞由来細胞外小胞は単球のマクロファージへの分化を誘導しHLHの原因となる(Extracellular vesicles of EBV+ cells of CAEBV induce differentiation of macrophages and cause HLH )」を同大学院生洲崎瑛莉さんが発表しました。CAEBVでは、感染細胞が様々な物質を分泌してまわりの細胞に取り込ませ、その機能をコントロールして(味方につけ)発症、進行していくのではないか?という仮説を検証したものです。「朱に交われば赤くなる?」治療法開発のカギになればと考えています。詳しくはFBの投稿、こちら
2023年11月17日
10月13-15日に東京で開催された第85回日本血液学会学術集会で、伏屋愛加診療助手が「慢性活動性EBウイルス病に対するアレムツズマブ の有効性の検証」を発表しました。GVHD予防として造血幹細胞移植の際に使用される抗CD52抗体アレムツズマブにCAEBVの感染細胞を抑制する効果があるのでは?というデータを発表しました。根治薬の開発につながることを願っています。詳しくはFBの投稿、こちら
2023年10月23日
臨床検査データブック コンパクト版 第12版』(医学書院)が発行されました。1月に発行された『臨床検査データブック2023-2024』をコンパクトに編集したハンドブックです。安井寛非常勤講師が「フェリチン/CA19-9/CA15-3/CA125/ヒトパピローマウイルスDNA」を分担執筆しました。「ポケットに入れてご活用ください」詳しくはFBの投稿、こちら

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2022年を迎えて

早いもので聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科教授を拝命し、3年が経とうとしております。皆様には格別のご指導、ご高配をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

この間、予想もしなかった新型コロナウイルスパンデミックが私たちを襲いました。感染者急増の中、一時は通常の診療、研究、そして教育が遂行できない事態となりました。しかし、そのような危機的状況であればこそ、見えてきたものがございます。その一つが、月並みですが「仲間の力」でした。困難に立ち向かう中で、お互いカバーし合い、そして思いやれる血液・腫瘍内科になれたと確信しております。

オミクロン株の出現とともに、パンデミックも新たな局面が予想されます。血液・腫瘍内科も大きな影響を受けると推測しています。しかし、私は今「この仲間となら、何とかなる、何とか出来る」と希望を持っています。そしてこの先も持ち続けたいと思います。この「くじけない楽観主義」を2022年の柱とし、さらに発展する一年にしたいと思います。

写真は上高地の梓川です。この流れのように、清らかに、しなやかに、そして大地を潤す存在としての血液・腫瘍内科でありたいと思います。始まりは小さいかもしれませんが、やがて大河になれるよう、医局員一同邁進いたします。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年1月
聖マリアンナ医科大学血液・腫瘍内科教授
新井文子