トピックス
2025年
- 2025年4月22日
- 3月27-29日にソウルで行われた第66回韓国血液学会・国際コンファレンス(ICKSH 2025)で安井寛先生が28日に「Clinical features and prognostic factors of adult systemic chronic active Epstein-Barr virus disease: A retrospective analysis using Japanese registry data」を講演しました。この発表はTravel Award (Blue Dragon) を受賞しました。詳しくはこちら
- 2025年4月22日
- 「慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)ポータルサイト」が開設されました。当サイトは厚生労働科学研究費難治性疾患政策研究事業「慢性活動性EBウイルス病と類縁疾患のレジストリ・バイオバンク運用体制の拡充と診療連携基盤の確立」の一環です。当HPが患者様・関係医療従事者の皆様のお役に立つよう、CAEBVの問題解決につながるよう、研究者一同心から願っています。
- 2025年4月8日
- 3月22日に東京で開催された日本血液学会関東甲信越地方会で、研修医1年目の城野遼先生が「AZA+VEN 療法が奏効したt(11;12)(p15;q13)染色体異常をもつ急性骨髄性白血病」を発表しました。堂々とした学会デビューでした。城野遼先生「会場からのご意見やご質問から自分の知識や考えを深め、あらためて学ぶことの多さを実感しています。この経験を今後の研修や診療に活かしてたいと思います。」詳しくはこちら
- 2025年4月8日
- 3月16日に金沢で開催された第33回EBウイルス感染症研究会で3年生の石川歩璃さんが「慢性活動性EBウイルス病に対する同種末梢血幹細胞移植後に発症したEBV陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」をオンラインで発表しました。「初めての学会発表でしたが、多くの学びがありました。いただいた質問から聴者の疑問点を知りました。この経験を今後に活かしていきたいと思います。」詳しくはこちら
- 2025年4月1日
- 4月1日付けでこれまで登録医として勤務されていた内田三四郎先生が助教として、脇坂朱遥が診療助手として着任されました。詳しくはこちら
- 2025年3月14日
- 2月27日-3月1日に大阪で第47回日本造血・免疫細胞療法学会総会が開催されました。当科から口頭2題、ポスター3題を発表しました。診療看護師は移植分野でまだ少数です。益々の活躍が期待されます。詳しくはこちら
- 安井寛先生「CAR分子の局在変化の解析に基づくCAR-T細胞の新規免疫機能評価法」(口頭)
- 佐野文明先生「予後不良急性骨髄性白血病に対するvenetoclaxとazacitidine併用療法後の同種造血幹細胞移植の検討」(ポスター)
- 安井寛先生「慢性活動性EBウイルス病に対する同種造血幹細胞移植後に発症したEBV陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」(ポスター)
- 福家和貴診療看護師「造血幹細胞移植医療における診療看護師(NP)の役割」(ポスター)
- 加藤葵診療看護師「造血幹細胞移植医療における院内迅速対応システムと診療看護師の役割」(口頭)
- 2025年3月14日
- 2月26日にメルボルンで開催された「Japan-Australia join HTLV-1 Research Symposium」で渡邉俊樹先生が「HTLV-1 testing and epidemiological studies in Japan」を発表しました。詳しくはこちら
- 2025年2月21日
- 1月13日に日中笹川医学奨学金 制度共同研究コース事業の一環として開催された「Forum on the Progress of CAR-T cell Diagnosis and Treatment in Shengjing Hospital」(中国・瀋陽)に安井寛先生が招待され、「Introduction to the International Cutting-edge Information of CAR-T Therapy」の演題でCAR-T細胞療法の概論とCAR-T細胞活性の新規評価法について講演しました。詳しくはこちら
- 2025年2月21日
- 『臨床検査データーブック2025-2026』(医学書院)が発行されました。全医療関係者を対象とし、検査値判読書の決定版を目指すという方針のもと、1997-1998版以来、版を重ねています。安井寛先生は掲載されている検査法の内、27の検査方法について分担執筆しました。詳しくはこちら
- 2025年1月17日
- 新井教授主任教授「年頭のご挨拶」を掲載しました。
- 2025年1月6日
- 12月7-10日に米国・サンディエゴで開催された第66回米国血液学会学術集会(ASH)でポスター発表しました。
- 西尾美和子(東京科学大学)「Functional Analysis of EBV-Derived microRNAs in Systemic Chronic Active EBV Disease Using Novel Antisense Oligonucleotides(新規核酸医薬を用いた全身性慢性活動性EBV疾患におけるEBV由来マイクロRNAの機能解析)」(新井文子先生が共同演者として発表)詳しくはこちら
- 上村悠「The Potential of Plasma CXCL10 As a Biomarker That Reflects Pathogenesis and Prognosis in Systemic Chronic Active EBV Disease」詳しくはこちら
- 安井寛「Novel Method to Evaluate the Quantitative Immune Functionality of CAR T-Cells to Analyze the Localization Change of CAR Molecules(CAR分子の局在変化の解析によりCAR-T細胞の免疫機能を定量的に評価する新規手法)」詳しくはこちら
2022年を迎えて
早いもので聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科教授を拝命し、3年が経とうとしております。皆様には格別のご指導、ご高配をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
この間、予想もしなかった新型コロナウイルスパンデミックが私たちを襲いました。感染者急増の中、一時は通常の診療、研究、そして教育が遂行できない事態となりました。しかし、そのような危機的状況であればこそ、見えてきたものがございます。その一つが、月並みですが「仲間の力」でした。困難に立ち向かう中で、お互いカバーし合い、そして思いやれる血液・腫瘍内科になれたと確信しております。
オミクロン株の出現とともに、パンデミックも新たな局面が予想されます。血液・腫瘍内科も大きな影響を受けると推測しています。しかし、私は今「この仲間となら、何とかなる、何とか出来る」と希望を持っています。そしてこの先も持ち続けたいと思います。この「くじけない楽観主義」を2022年の柱とし、さらに発展する一年にしたいと思います。
写真は上高地の梓川です。この流れのように、清らかに、しなやかに、そして大地を潤す存在としての血液・腫瘍内科でありたいと思います。始まりは小さいかもしれませんが、やがて大河になれるよう、医局員一同邁進いたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年1月
聖マリアンナ医科大学血液・腫瘍内科教授
新井文子